こんにちは、Jukiya です。
フリーランスエンジニアとして安定的に働けている現在の僕は、
エンジニア駆け出し時代に以下のような悩みを抱えていました。
エンジニア転職でポートフォリオは必要?
ポートフォリオがないと書類選考で落とされるって聞いた・・・
でも、自分はどんなポートフォリオを作ればいいのか、わからない・・・
「周りがポートフォリオ作っているんだから、自分も作らないと負ける」
ような考えになりなんとなく作ってはみたものの、できたのはゴミみたいなWebサイト・・・。
いま駆け出しの方には僕と同じ失敗をしないようにしていただきたく、本記事を書いています。
僕はエンジニアとして 5年目、現在はフリーランスエンジニアとして月 60 万円くらい受注できています。
これまで7社くらいの企業様からお仕事をいただき働かせてもらいました。
エンジニア転職で「ポートフォリオサイト」が不要な理由【3つ】

僕はポートフォリオサイトは「無い方がむしろいいんじゃないか」と考えています。
理由1:採用担当者はポートフォリオサイトを細かく見ない
結論として、採用担当者はポートフォリオサイトのコードベースや機能を詳細に確認することはほとんどありません。
なぜなら、採用担当者は忙しく、一人一人のポートフォリオを時間をかけて検証する余裕がないからです。
採用担当者の行動:
・書類選考:職歴・学歴・基本スキルを数分で確認
・一次面接:人柄・コミュニケーション能力・基礎理解を重視
・技術面接:口頭で技術的な話・考え方を確認
選考において、ポートフォリオサイトでしか確認できないポイントはありません。
採用担当者はポートフォリオサイトを、「あれば見る。でも忙しかったら、流し見」です。
とはいえ、「ポートフォリオがないと書類で落とされるのでは?」と思うかもしれません。
しかし、未経験者の場合、採用担当者が最も重視するのは 学習意欲 と 基礎理解 です。
きれいなポートフォリオサイトを作るより、面接で技術的な話ができる準備の方が重要です。
理由2:ポートフォリオ作成は学習効率を下げる
ポートフォリオサイト作成は、エンジニアリングの技術領域を大きく外れた要素に時間を取られてしまいます。
これらは確かに重要なスキルですが、エンジニアとしての技術力向上とは別の領域です。
そして、駆け出しエンジニアにこれらのスキルを、「自己学習上がりのレベル」で求める企業はほとんど無い。
一方で、エンジニア転職で本当に重要な技術は以下。
学習は技術領域に集中し、面接対策は別の効率的な方法で行う方が、限られた時間とリソースを最大限活用できます。ポートフォリオ作成に 1-2 ヶ月費やすなら、その時間で技術的な深掘りをした方が転職成功率は高まります。
理由3:マイナス評価を受けるリスクがある
ポートフォリオサイトは、むしろマイナス評価を受けるリスクが高く、戦略的に良くありません。
採用担当者の思考を考えてみてください。
ポートフォリオサイトを見るとき、どんなことを考えていると思いますか?
・状況:履歴書・スキルシートで基本要件をクリア
・評価:前向きに検討している状態
このとき、採用担当者のスタンスは、加点方式ではなく 減点方式 に変わります。
採用担当者は、以下を考え始めます。
採用担当者が考えること:
・技術的な不足は無いか?
・採用したあと、ちゃんと仕事を覚えてくれるか?
・コミュニケーションに問題あるんじゃないか?
・変な人じゃないか?
そこで、以下のようなポートフォリオサイトを見たら、採用担当者は、何を考えるでしょう?
減点方式の評価で悪い印象を与える可能性が非常に高い。リスク高すぎ。
というわけで、以下。
ポートフォリオサイトよりも大切なこと

とはいえ、
「これまで学習してきた実績と熱意をアピールすることは重要なんじゃないか?」
と考えるかもしれません。
これについては、ポートフォリオサイトではなくて、別の方法で解決するのがベストです。
これについては別の記事で解説します。


コメント