こんにちは、Jukiya です。
以下のような疑問に答えます。
エンジニアになりたくてプログラミングを勉強しているけど、
どのくらい勉強すれば転職できるレベルになるのかわからない・・・。
そもそも今やっている勉強って、本当に実務で役に立つのかな・・・。
今でこそ僕はエンジニアにジョブチェンジして4年、現在はフリーランスエンジニアとして月 60 万円くらい受注できています。
僕のエンジニアキャリアにおいて、エンジニアとして初めて転職活動した初学時代が、方向性曖昧で一番悩んだ時期かもしれません。
エンジニア前職は底辺フリーターで、月収15万でした。でも必死に勉強してエンジニアになれました。
今回は僕の実体験を交えつつ、「僕が今ゼロからプログラミング勉強するなら、どうやるか」を考え、それを記事にします。少しでもプログラミング学習者のための参考になれば嬉しいです。
未経験エンジニア転職学習ロードマップ【3ヶ月】

今回のゴールはこちら。
僕が実際に経験した学習プロセスをもとに、3 ヶ月で転職レベルに到達できるロードマップを紹介します。
1ヶ月目:開発の基礎を固める
2ヶ月目:サーバーサイドの仕組みを理解する
3ヶ月目:実践力を身につける
順番に解説していきます。
1ヶ月目:Web 開発の基礎を固める【簡単なWebサイトをリリースしよう】
いきなりですが、Webサイトを作ってリリースしましょう。
学習時間の目安 は、「平日2時間 × 5日」「休日5-6時間 × 2日」で、週20時間、月80時間です。
なお、学習では AIを最大限活用 しましょう。
例えば、TypeScript のforループを学ぶとき:
・【むかし】教材を順番に見る → 時間がかかる
・【いま】AIに「forループを初心者向けに例え話で説明して」→ 即理解
今回のロードマップは、 AIで効率と効果を最大化するからこそ 3ヶ月という短期間で走破できます。
そうでなければ、半年とか1年に延びてしまいます。
以下が、具体的な ToDo です。
◎ Week1: HTML/CSS で簡単なサイトを作成する
→ AIに要件を伝え、コーディングしてもらう
(プロンプト例:「HTML/CSS 1ファイルずつ作成し、簡単なWebサイトを作成してください。1機能ずつ段階的に、ユーザーに解説しながらコーディングを進めて下さい。ユーザーが理解を示すまで、先に進まずにコードの解説を続けてください。」)
◎ Week2: JavaScript でサイトに動きをつけてアップグレードする
→ AIに要件を伝え、コーディングしてもらう
(プロンプト例:「JavaSctipt でこのサイトをモダンでスタイリッシュにするためにおすすめで王道のライブラリと、導入方法を教えてください。」「導入したライブラリを使用して、このボタンに動きをつけて、カッコよくしてください。」など)
◎ Week3-4: Webサイトのリリース作業
→ AIに要件を伝え、リリース手順を教えてもらう
(プロンプト例:「このサイトを公開したいです。無料か安くデプロイできるサービス・手法を教えてください」「このサイトをリリースするための具体的な手順を整理してください」など)
→ 整理した手順に沿ってリリース作業
2ヶ月目:サーバーサイドの仕組みを理解する【少し難しいけど頑張りましょう】

2ヶ月目では、1ヶ月目で作ったWebサイトに アンケート機能 (DB連携が必要な機能であればなんでも)を追加してみましょう。
1ヶ月目は、フロントエンド開発と言われる領域を学びました。
でも実際に現場で働くためには、サーバーサイドの知識も必ず必要になってきます。
実は1ヶ月目に行ったリリース作業で、
「WebサイトつまりHTMLファイルなどをサーバー上にアップロードする」ということをしたはず。
2ヶ月目では、そのサーバーを拡張することで、Webサイトに機能を追加していけます。
以下が、各週の ToDo です。
◎ Week1: 開発環境構築 + Express.js 基礎
◎ Week2: API実装(2本:POST/GET)
◎ Week3: データベース連携
◎ Week4: 微調整 + デプロイ + 振り返り
かなりボリューミーです。なので注意点があります。
なお、技術を理解することに完全にコミット しましょう。
Webサイトの完成度を上げる努力はこのフェーズで必要ありません。
(アンケートの内容は「好きな食べ物は?」とかで全然OK)
あれもこれもやるのは学習効率に逆効果です。
おすすめの進め方が以下です。
Week1: 開発環境構築 + Express.js 基礎
🔧 Node.js環境構築(3時間)
└ Node.jsインストール(公式サイト)
└ プロジェクトフォルダ作成
└ npm init → package.json作成
└ 必要パッケージインストール(express, sqlite3)
📚 Express基礎学習(10時間)
└ 「Expressとは何か」をAIに質問
└ 簡単なサーバーを起動してみる
└ 静的ファイル配信の仕組みを理解
└ ブラウザで http://localhost:3000 を表示
💻 1ヶ月目のサイトを移行(7時間)
└ public/ フォルダに既存(1ヶ月目)のHTML/CSS/JSを配置
└ Expressで配信できることを確認
✅ 目標:自分のサイトがExpressサーバーから見られる
Week2: API実装(2本:POST/GET)
📚 HTTP通信の基礎(4時間)
└ クライアント/サーバーの関係をAIに質問
└ GETとPOSTの違いを理解
└ JSONとは何かを理解
💻 API実装(12時間)
└ POST /api/survey を実装(データ受信)
└ GET /api/surveys を実装(データ返却)
└ まずはダミーデータで動作確認
└ console.log() で処理の流れを追う
🧪 動作確認(4時間)
└ ブラウザの開発者ツールでネットワークタブを見る
└ fetchの動きを確認
└ AIに「なぜこのコードで動くのか」を質問
✅ 目標:クライアント→サーバーの通信が見えるようになる
Week3: データベース連携
📚 データベース基礎(5時間)
└ 「データベースとは何か」をAIに質問
└ SQLiteの特徴を理解(ファイル1個で完結)
└ SQL の INSERT/SELECT の基本を学習
💻 DB実装(12時間)
└ survey.db 作成 + テーブル定義
└ POST API に INSERT を実装
└ GET API に SELECT を実装
└ 1つずつ動作確認しながら進める
🔍 データの流れを追う(3時間)
└ ブラウザ → サーバー → DB → サーバー → ブラウザ
└ 各段階で console.log() で値を確認
└ 「なぜこの順序なのか」をAIと対話
✅ 目標:データがDBに保存され、取得できる
Week4: 微調整 + デプロイ + 振り返り
✨ 機能追加 + UI調整(8時間)
└ エラーハンドリング追加(余裕があれば)
└ ローディング表示(余裕があれば)
└ CSSで見た目を整える(余裕があれば)
└ 動作確認とバグ修正
🚀 デプロイ(6時間)
└ Render.com でアカウント作成
└ GitHub にコードをプッシュ
└ Render.com から GitHub 連携してデプロイ
└ AIに「デプロイ手順」を質問しながら進める
📝 振り返り + ドキュメント作成(6時間)
└ 学んだことをmarkdownで整理
└ 「Webサービスが動く仕組み」を自分の言葉で説明できるか確認
└ ポートフォリオに追加
✅ 目標:インターネット上で動くWebサービスが完成
3ヶ月目:実践力を身につける

3ヶ月目では、2ヶ月目で稼働開始させたWebサイトを、ECサイト風に作り込んでいきます。
2ヶ月目までは、「技術学習重視の開発」をしてきました。
ただし実際の現場では、当たり前かもですが 技術はビジネスのための手法 でしかないです。
クライアントは「TypeScriptで書いてほしい」とは言いません。
「お客さんが使いやすいサイトにしてほしい」と言います。
「この機能はユーザーの何を解決するか?」
この思考ができると、面接でも実務でも強いです。
「技術が好き」だけでなく、 「ビジネスに貢献できるエンジニア」を目指しましょう。
3ヶ月目では、少しビジネス視点で要件を整理して開発していきましょう。
以下が、各週の ToDo です。
◎ Week1: 要件整理 + 商品管理機能(管理者向け)
◎ Week2: 商品一覧・詳細表示(お客さん向け)
◎ Week3: カート機能(購入前の体験)
◎ Week4: 注文機能 + ポートフォリオ化
3ヶ月目もかなりボリューミー。でも、2ヶ月目のタスクを突破したなら、いける。
なお、各機能は本当に最小構成、超最低限で問題ないです。やり切ることにコミットしましょう。
開発前に必ず自問自答しましょう:
1. この機能はユーザーの何を解決するか?
2. なぜこの実装方法を選んだか?
3. 最小限の実装で価値を出せているか?
技術オタクではなく、ビジネスに貢献するエンジニアになる
おすすめの進め方が以下です。
Week1: 要件整理 + 商品管理機能(管理者向け)
📊 ビジネス視点での要件整理(6時間)
└ 「なぜECサイトを作るのか」をAIと対話
└ ユーザーストーリーを書き出す
・「お客さんは○○したい」
・「店主は△△したい」
└ 必要最小限の機能を決める(MVP思考)
└ データベース設計(商品テーブル)
💻 商品管理機能の実装(10時間)
└ POST /api/products(商品登録)
└ PUT /api/products/:id(商品編集)
└ DELETE /api/products/:id(商品削除)
└ 管理画面UI作成(admin.html)
🧪 動作確認 + コードレビュー(4時間)
└ 実際に商品を登録してみる
└ AIに「このコードの改善点は?」と質問
└ エラーハンドリング追加
✅ 目標:管理者として商品を登録・編集・削除できる
Week2: 商品一覧・詳細表示(お客さん向け)
📊 ユーザー体験を考える(4時間)
└ 「お客さんは何を見たいか」を考える
└ 商品一覧で表示すべき情報は?
└ 商品詳細で表示すべき情報は?
└ UIのワイヤーフレームを簡単に描く
💻 フロント実装(12時間)
└ GET /api/products(商品一覧取得)
└ GET /api/products/:id(商品詳細取得)
└ 商品一覧ページ(index.html改修)
└ 商品詳細ページ(product.html新規)
└ CSSで見やすいデザインに
🎨 UX改善(4時間)
└ 画像表示の追加(簡易版でOK)
└ ローディング表示
└ 「商品が0件の時」のメッセージ
✅ 目標:お客さんが商品を見て選べる状態
Week3: カート機能(購入前の体験)
📊 カート機能の要件整理(3時間)
└ 「なぜカート機能が必要か」を考える
└ カートに必要な情報は?
└ どこにデータを保存する?
・サーバー(DB)vs ブラウザ(localStorage)
└ AIと対話して設計を決める
💻 カート実装(14時間)
└ 「カートに追加」ボタン実装
└ カート内容の表示ページ(cart.html)
└ 数量変更・削除機能
└ 合計金額の計算
└ localStorageでの保存(簡易版)
🧪 動作テスト(3時間)
└ 実際に商品を選んでカートに入れる
└ リロードしてもカートが残るか確認
└ エッジケース確認(0個、大量購入など)
✅ 目標:お客さんが商品を選んでカートに入れられる
Week4: 注文機能 + ポートフォリオ化
💻 注文機能実装(8時間)
└ POST /api/orders(注文登録)
└ 注文テーブル設計(orders, order_items)
└ 「注文する」ボタン実装
└ 注文完了ページ(thanks.html)
└ 簡易的な注文履歴表示
📝 ポートフォリオ化(8時間)
└ README.md 作成
・何を作ったか
・なぜこの機能を作ったか(ビジネス視点)
・技術スタック
・工夫した点
└ デモ動画またはスクリーンショット
└ GitHubで公開
🚀 デプロイ + 最終調整(4時間)
└ Render.comで本番環境デプロイ
└ 動作確認
└ バグ修正
✅ 目標:実務レベルのポートフォリオが完成
挫折しない学習のコツと効率化テクニック

ここまで読んでくださった方は、こう思うかもしれません。
確かにその通りで、プログラミングスクールに通った場合、スクールの先生が付きっきりでも半年はかかるボリュームです。
でも、現役のエンジニアは、これくらいは普通に1ヶ月弱で対応しますし、
実際の開発現場は、ほとんどがこれくらい張り詰めています。
自分自身もエンジニアになりきって、3ヶ月だけ頑張ってみてください。
もし3ヶ月で終わらなくても全然OKで、
もしやり切れたなら、エンジニア転職できる力が十分に身についていると本気で思います。
僕が実際に直面した 3 つの壁
とはいえ「よくある失敗パターン」は想定して対処するべき。
以下に僕の場合の挫折パターンを紹介します。
【壁 ①:モチベーションの維持】
【問題点】
・進捗が見えづらい。進んでいる感じがしない
・なぜこれをやっているのか、意味を見失う
【解決策】
・タスクを書き出し、ステータス管理する
(タスクが減る → 残作業が可視化 → 達成感・ゴール可視化⭕️)
・転職ではなく、成長感を目的にする。
(今日はこれを覚えた → 成長した → 有能感⭕️)
【壁 ②:終わりが見えない不安】
【問題点】
・今の学習をいつまで続ければいいかわからない
・どこまで勉強すればいいかわからない
【解決策】
・本記事のロードマップを活用する
→ 転職可能なスキルが身に付く → そのまま転職活動に以降できる⭕️
・求人サイトの募集からニーズを分析
→ 求められていることがわかる → なにをどこまで学習すればいいか明確⭕️
【壁 ③:実務との関連性への不安】
【問題点】
・今勉強していることが実務で役に立つのかわからない
・実務がどういうものなのかわからない
【解決策】
・本記事のロードマップを活用する
→ 実際によくある開発プロジェクトのマイルストーンがそのままロードマップになっている⭕️
・実際にアルバイトなどで現場に入ってみる
3 ヶ月で転職レベルは十分可能
机上の学習期間はできるだけ最短にしましょう。
最低限だけ学び、最低限の価値で、現場に入り、早く稼ぎ始めましょう。
そして、経験をたくさん積んでいきましょう。

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